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帰国子女の思う所のあれこれ

皆さんこんにちは。またはこんばんは。プレア(@purea1227)です。タイトルで分かる通り今回はアニメとかゲームとは関係ない話題です。というかただの自分語りと愚痴です。でもどこかにまとめて吐き出したらスッキリするかなと思って書いてます。

 

長いんで結論だけ興味ある人は1番下のまとめのとこだけでも読んでみてください。

 

 初めに

まずこの話をするにおいて私情と実体験に絡むことが多めなので僕自身について。

 

ではこれらを踏まえた上で話を進めたいと思います。

 

本題

単刀直入に言うと僕は「帰国子女はいいよな」って発言がとにかく大嫌いです。これは海外に住んでれば勝手に英語(ないしはその国の公用語)が勝手に身に付くと思ってる人発言です。もちろん中にはそうでないことを理解している人もいるのはわかっています。しかし理解をしていない人の心無い一言が刺さることがあります。外国に住んでいても、本人に学ぶ意思がなければ言語は身に付きません。自分を高く評価するつもりはそれほどありませんが、僕はアメリカに住んでいたときは、英語を生きていくために必要不可欠なものだと感じて勉強しました。通常授業をクラスメイトが受けるなか、取り出し授業を受けて基礎から英語を学び、本なども簡単なものから徐々に読んでいきました。このような地道な苦労の末に英語という言語を習得しました。おそらく今までの自分の人生で(16年にも満たないまだ短い人生ですが)1番頑張ったことです。しかしたまにですが「帰国子女はズルい」ということを言う人がいます。高校1年生を例としましょう。高校1年生の段階で普通の生徒は英語というものを本格的に学び始めてから3年です。しかも日常生活では日本語を常に使っています。それでは英語力が帰国子女に及ばないのは当然です。費やした時間が週何度かの英語の授業に対して帰国子女は365日ほぼ常に英語に触れていました。はっきり言って努力のレベルが違うんです。僕の好きなアニメのセリフにこんなもにがあります。

「最低限の努力をしない人間には才能がある人をうらやむ資格はないわ。 成功できない人間は成功者が積み上げた努力を想像できないから成功しないのよ。」

(やはり俺の青春ラブコメは間違っている 雪ノ下雪乃)

帰国子女の英語力は才能とは少し違うかもしれませんが重要なのは後半です。帰国子女は数える程しか英語の本を読んだことの無い普通の生徒と比べて、何十、または何百冊もの英語の本を読んできました。何百何千倍もの英文を読んできました。感覚というのは時間と慣れの賜物です。英語の試験問題が文法的な理屈ではなく感覚で解けるのはそのおかげです。とにかく慣れです。

また英語力への僻みのようなものだけが帰国子女としての悩みではありません。特に帰国直後にかなり悩まされたのが考え方、常識の違いです。アメリカでは基本的に日本の学校のように生徒に掃除をさせる文化や給食がありません。しかし僕は帰国直後、右も左も分からない状態で放り出されてしまいました。記憶が薄れつつある今でも印象的なのは給食の配膳台を拭けと言われたときのことです。ただでさえ日本語がうまく理解できないのに加え、子ども故に知識や判断力も乏しい状態で雑巾とバケツを渡されてもどうすべきか全くわかりませんでした。そしてオドオドしていたのを担任の先生(少し年配の男性の先生)に厳しく咎められ、僕は怒られてる訳もわからず、泣き出してしまいました。ほんとに子どもならではの単純な「嫌」という気持ちが自分を覆い尽くしてその年度が終わるまでひたすら学校が嫌でした。おそらくその先生は相手が帰国子女であっても他の生徒同様に扱うことを考えていたのだと思います。そうでないと差別や区別、贔屓のようなことになると思ったからでしょう。しかし分からないものはどうしても分かりません。誰にも助けてもらえず、日本語力が足りず自分が理解できるように指示を仰ぐこともできません。そんな状況下で何ができようか。もちろん何もできない。そのような文化の違いから生まれる不都合はもちろんこれに留まらず、枚挙に暇がないほど。

またアメリカは考え方が日本とは大きく違います。日本の、特に若者では「空気を読む」、「周りに合わせる」ってことは多くあります。しかしアメリカでは個としてアイデンティティを確立しなければ学校の集団社会では生きていけません。しかしその考えのまま日本に帰ってくるとそれはいいことはそうそう待っていません。日本語には「出る杭は打たれる」という言葉があるぐらいで、頭角を現すと叩かれるような世の中です。すると軽いものであったとしてもやはりいじめというものがあります。こんな具合に僕は苦しい時間を6年ほど送ってきました。そんな自分の人生の1/3の時間を経て今の自分に落ち着いた感じです。今や帰国後の時間の方が長いですが、まだアメリカにいた頃から変わらない自分もいて、帰国子女であるという自覚を強く持っています。しかし普通になろうとした結果なのか困ることは特になにもありません。

 

英語教育について思う所

どうしたら英語力が向上するか

 最後に僕が日本の英語教育に少し思う所があるので言います。あと、英語の上達のためにはどうするべきか個人的な意見も少々。

僕は日本の従来の英語教育が大嫌いです。真っ向から否定する気持ちでいます。勉強のために単語帳と睨めっこして英単語の日本語訳を覚えてテストで点数を取るのが英語ではありません。それは言語学習ではありません。もちろん英単語を日本語で理解するのが悪いという訳ではりません。しかし、英単語帳を持つぐらいなら英語の本を読んだ方がはるかに有益な時間であるはずです。読んでる途中にわからない単語があればそれをメモして意味を調べればいい。ただし英和辞典だけでなく英英辞典でも調べることをオススメします。するとまた英文を読みます。これは慣れに繋がります。こんな感じの地味なそうに見えることでも中高生活は長いのですぐにではなくとも大学生になる頃には英語力は着くはずです。

 

まとめ

以上です。これは僕に実体験に基づくあまり面白くない話だったんですがとりあえず要点をざっくりまとめると

  • 「帰国子女はいいよね」と言われたくない
  • 帰国子女だってかつては英語の勉強に苦労していた
  • 英語力上げたいなら本読もう
  • 英英辞典を使おう
  • 普段から英語を使うことを意識するとなおよし

 

多分ここまで全部読む人なんてそうそういませんがもしいれば本当にありがとうございます。加えて、これからもよろしくお願いします。

11/6/2018 プレア(@purea1227)